読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

偏愛ドリップガール

気持ち悪くなる程度に愛してる

「嫌い」

昔、私は「嫌い」が嫌いだったのよ。


ややこしいな。笑


嫌いでいるということは疲れるし、

誰にも良いところはあるし、

損な事ばかりだ、と思っていたし。


今でもそうは思うんだけどさ。


なんていうかね、「嫌い」であることを恥じていると

物事が自分にとってどんどん悪い方向へ行ってしまった気がした。



いい子であれば、

どんな人にもいい子であれば、

物事うまくいくなんて美味しい話は無かったんやなって。


大切な人は失くすし、護れないし


自分はちっぽけだと思った。


いやさ、そんなちっぽけが思い上がり過ぎたんかもしんないけど笑






綺麗な言葉が好きだった。


でも、それだけじゃ感じた不条理を言い表せなくなってしまった。


あんなに嫌ってた「嫌い」を使うしか無くなってしまった。



あの人は嫌い、貴方を不幸にするから


あれは嫌い、貴方を奪ってしまうから


そうやって失ってしまったものたちすべてにそう言えていたら、なにか変わっていたんだろうか。



今と結果、変わらなくてもいい


ただ、私がどういう思いで

どんな風に危惧して

「嫌い」を耐えて

誰かの幸せを思ったかを、

誰かひとりにでも知って欲しいって


エゴなんだけどね。


どうしても、独りじゃ抱えられなくなっていく。


だから私は、今日もひとりでこっそり使った。




「嫌い」を使った。



たった一言でなにか変わったかなんてわからないけど。


貴方が死に際、幸せであったと笑えるなら

あの時「嫌い」を我慢してよかったと

そう思わせて。